MP3tunes.com

iTunesライブラリを容量無制限でオンラインバックアップできるサービス。mp3tunes.comのサーバに自分のiTunesライブラリを置いておくと、ネットにつながっているPCならどこからでもライブラリの同期ができるらしい。転送に使うツールはWindows, Mac, Linux全てに対応している。一度転送するとiTunesのバックエンドとして機能する。

こんなサービスあっていいのか?というかどうやって収益上げるんだろう。容量無制限って、あっという間にサーバのHDDがパンクしそうな気がするんだけど大丈夫なのか?いくらでも置けるとなると50GBぐらい転送してしまいそうなんですが…。ユーザみんながそんなに大規模なライブラリを持ってる訳じゃないんだろうけど、仮に50GB位のライブラリを持っているヘビーユーザが1万人(このくらい多分余裕でいるよね、全世界だと)いるとしたら500TBのストレージがいるわけだがそのくらい大したことないんだろうか?こんなオーダーのストレージの運用なんて想像つかないからよくわからないけど。トラフィックも物凄いことになりそうだな。それとも実は帯域制限かかってて転送速度遅かったりするんだろうか。

でも考えてみると、音楽データは同じ曲で同じエンコード方式ならエラーを除けば同じになるはずだから、ユーザ毎の差(エラーによる誤差とか、タグの違いとか)を差分として保存するだけで実はサーバ側のストレージは大したことないのか。それなら必要なストレージは大幅に削減できるからこんなサービスが成立するのも理解できる。そうだとすると、多くのユーザが自分のHDDにほとんど同じ大容量データを溜め込んでるという変な状況を逆に利用したすごいサービスなのか。考えた人賢いなぁ。個人の持ち物でもデジタルデータは厳密に差分が定義できるからこそ可能な仕組みだね。情報を所有しているかどうかというのは情報の側から見ると単なるラベリングだと。とするといかに効率よくデータ同士がどの程度似てるかを判定して低コストで差分を抽出するかというのがコア技術になるのか。

かなり面白そうなのでフリーアカウントで始めてみようかと考え中。有料でも$40/年ぐらいだから使いやすければ有料にしても良さそうだ。しかしやっぱりユーザーから見ると、$40/年で容量無制限ストレージなんてとんでもないサービスだな。

FreeとPremiumの違い

ライブラリのバックアップ機能を使うには有料アカウントじゃないとダメらしい。複数台で同期する事も考えたら、これはPremiumにしとくほうが良さそうだ。